[ヨガ初心者のからだが硬い]=普段適切に使っていなかっただけだから、大丈夫。
ごゆるりサロンのヨガは、からだが硬くて疲れていて運動不足の初心者の方のためにも。
テレビでよく見かけるヨガのポーズを真似してみて、あら?「からだ、硬!!」って気づいてしまう時、ありますよね~。
大丈夫!そのモデルの方とあなたとは、普段からしっかりからだを使っているか使えていないかの違いだけです!
10年以上前にヨガ洋室を開業して、さまざまなお客様のからだと向き合ってきました。
からだが柔らかくて元気で定期的に運動をしている方は、どんなフィットネスやスポーツでも楽しめるから大丈夫。
一方で、からだが硬くて疲れていて運動不足の方は、自分に合うボディワークがなかなか見つけられないうちに辛さが蓄積していってしまうことに気が付きました。
またそのような方が5年10年…数十年経過して怪我や病気をしがちになる姿と、理学療法士として病院やデイサービスや地域の介護予防教室などの医療介護現場で出会ってきました。
年齢を重ねていくほどに、怪我や病気とは自身のからだに合った使い方やライフスタイルを選択できていない無理が積み重なってことによる生活習慣病、という側面が大きくなってくるように感じていました。
そんな方のためにも、ごゆるりサロンはご自身のからだを理解して最適な使い方と向き合うことを大切にし、からだが硬くて疲れが溜まっていて運動不足の方でも安心して始められて安全に継続できるプログラムを組み立てています。
ヨガ初心者のからだが硬い=普段適切に使えていないだけ。
何度も迷って勇気をふしりぼって初めてヨガ教室に参加してみたとき、学生の頃の体躯の授業以来のストレッチや運動が思いのほか辛かった…なんてこともあるかもしれません。
最初の3回くらいは、周りの人と比べてしまって気が引けてしまうこともあるかもしれません。
でもその差は、普段からからだを適切に使っているのか?だけのことなんですよ。
例えば、在宅勤務でパソコンをつかってのデスクワークのお客様がいらっしゃったとしましょう。
個人的には、人間とは本来「動き」回って多様な姿勢や動作をすることで、頭蓋骨から骨盤をつなぐ脊椎にかかる地球の重力の働きを最適化している生き物であり、脊椎が長時間の同じ座位姿勢で固定されたままになると重い頭蓋骨を骨盤という土台につないで支える背骨の生理的湾曲の大切なクッション作用を制限してしまうため、本能的に腰を固めることで脊椎の安定性を得ようとするとも捉えています。
また、パソコンのキーボートを用いての入力作業は上肢が肩の前面で用いられることがほとんどで、帯を結ぶような背面での作業をする機会はほぼないため、本来の位置より脊椎に対して肩が前方にズレやすく後ろに回す動作がしずらくなってきます(いわゆる前肩、特に利き手)。
そのような習慣が積み重なって、同じ姿勢でいることがおおいので腰の固定性が強くなる→腰が硬くなる→からだが硬い、またはからだの前で作業することがおおいので肩の後ろへ動かしずらい→肩が硬い→からだが硬いと認識されます。
からだが硬いことにはお一人お一人に違った理由がありますし、これまでのあなたの使い方の偏りが生み出したからだの一時的な状態の一つだと思っています。
生きていればどうしても、利き手軸足といったからだの使い方の癖や、デスクワークといった仕事様式による姿勢の偏り、在宅勤務といった生活スタイルによる活動量の制限などに影響を受け、からだのバランスを欠いていくものなのです。
先ほどのお客様の例ですと基本的に通勤などの移動活動量が少ないため足を使った運動機会を確保する、椅子に座って腰を固定している時間が長いためお腹にも力を入れる、頭を目を酷使して集中しているので首や肩をほぐしてリラックスさせる、そんな風に意識的にバランスを整える方法の一つがヨガだと、気楽にとらえていただけたらと思います。
ヨガの初心者が、大人数のなかでインストラクターのポーズの形を真似することから始めても、「合っているのか分からない」。
…これ、ごゆるりサロンでヨガを始められる方が、皆おっしゃるセリフです。
テレビやパンフレットで目にする、モデルさんのヨガのポーズはだいたい「綺麗に」完成されてバランスがとれています。
それが最初からできる方ならば、大人数のヨガに参加されても楽しめるかと思います。
けれど、ヨガの初心者がそのポーズの形を真似しようとしても、そもそもできにないし、からだを正しく使えないと合っているのか分からないし、無理をして間違って使うことで怪我をするリスクがとても高いように感じています。
具体的には、お腹の力が抜けたまま腰の力で後屈して腰痛になる、手首が詰まったまま体重をのせ圧迫して痛める、背中や腰もこっていて動かないから肩こり解消のために頚椎だけを過剰に動かしてを痛める、股関節や足首が硬いのに立位で低い重心を取りすぎて膝を痛める…とってもありがちなケースです。
ごゆるりサロンでは、ポーズを真似して綺麗に完成させることをゴールにするのではなく、その過程を大切にしています。
むしろ地味なストレッチや機能訓練の一つ一つの「これはここに効いているのね~」「こういう使い方をするのね」と意味と目的を理解し、「これ以上動かしてしまうと痛めるのね」「今安全に使えるのはこの範囲なのね」とご自身のからだの状態を理解し、それを意識的に有機的に組み合わせて「このポジションでここに力を入れるといいのね」とポーズに反映させていきます。
なので、綺麗に完成されているポーズの形でなくても、間違がっているということがありません。
むしろ今のからだの状態に合わせて適切な使い方をしていると、そのポーズ自体を練習していなかったとしても、久しぶりにやってみると自然にできるようになっていることが多いのです。
一方的に教えることではなく…右と左、上と下、吸うと吐く、硬さと柔らかさ、力みと脱力、過剰と不足、自力と他力(重力)…そのバランスを「自分で感じ取り、調整できること」を大切にし、それを共有しながらご自身で少しずつ正解が分かるようにお伝えしていきたいと思いますし、そのように努力するのがプロの仕事だと思っています。
それを実現させるために、ごゆるりサロンでは自ら取り組むプライベートや少人数のヨガと、専門的なケアであるアロママッサージ整体を組み合わせることのできるシステムを作り上げました。
からだの使い方を体得して生活に活かすヨガ > レッスンだけのヨガ。
定期的にボディメンテナンスをした方が楽なのは分かっている!…でもね、たいていは私たちは忙しいのです。
ヨガ初心者さんは最初の2~3か月ほどは特に、ヨガレッスンの直後は気持ちいいのに数日しないうちに辛くなってくることが多いのは、これまでのからだの癖が強いので元の状態にもどす本能の力が強いです。
それもそのはず、1回60~90分のヨガに取り組む時間よりも、その他の時間が圧倒的に長いのです。
個人的な経験では,ジムに通い始めた時は張り切ってボディラインもすぐ変わるけど行かなくなるとすぐに元にもどってしまう、ダイエット中は食事のバランスや運動量に気を遣うけど後回しにするとすぐにもとの体重に戻ってしまう。。。
そう、短期的に頑張って手に入れたものは、頑張れなくなるとすぐに手から離れていってしまうもの。
60~90分ヨガを頑張っても、それだけで毎日の生活の姿勢や動作に活かせる要素がなければすぐに戻ってしまう。
そして年齢と共に、頑張りや無理が効かなくなってきます。
限られた60~90分のヨガの時間の中で、日常生活の座位立位臥位の3つの姿勢をベースにしてポーズの数を絞り込んでいます。
ポーズの数をこなすことでなく、その姿勢やそこから生まれる動作の「調整」を体得して質や深さを大切にしていただけたなら、無理せず頑張らず毎日の反復動作の質が高まっていくはずです。
私たちがデスクワークをしながら座る姿勢を調整できたなら、一歩歩くごとにお腹から股膝足関節の連動を意識して使えたなら、ベッドに横になって呼吸を感じながら眠りにつくことができたなら…その積み重ねこそが人生を豊かにしてくれます。
ヨガで大切なのは、からだの柔らかさではなく、ご自身を知ること。
ヨガの初心者がつまずきやすいこと…からだが硬いのはこれまで適切に使っていなかっただけ、ポーズができないのは適切に取り組んだことがないだけ、それだけの単純なことです。
ヨガの味わいは、継続して積み上げることで、年齢やライフスタイルによって常に変容していくご自身を知ることでもあります。
今のあなたのからだのコンディションがご自身が思うような完璧な状態でなかったとしても、興味があれば一歩踏み出してしみましょう。