オーナー紹介
ごゆるりサロンは、ヨガルームにベッド1台のささやかなスペースです。
「誰に担当してもらうのか」を大切にするお客様が多く、小さいながら10年ほど通うお客様の割合が高いサロンです。
長くなりますが、自己紹介代わりにプロフィールをまとめさせていただきました。
オーナー紹介
あべようこ
〈取得資格〉
医療リハビリテーション/理学療法士
オステオパシー美容矯正/シンメトリー整顔・クラニオパシーフットケア・NMT筋膜セラピー(勝山浩尉智美容矯正カレッジ)
ホリスティックアロマセラピー/アロマブリリアント ベーシックコース
ヨガ/とあるヨガ協会で資格を取得し3年勤務後、現在は独立してフリーのインストラクターです
…資格の列挙はあまり好きでないので、これくらいに。
① 始まりは膝の怪我から!ヨガとの出会いから、からだの専門家・理学療法士を目指すまで。
物心ついた頃から、何でも「頑張ればできる」子(/・ω・)/でした。
中学高校では主にバレーボールやソフトボールといった部活に熱中し、頑張って努力して目標を達成することに充実感を感じる性格でした。
そんな時に初めて味わった挫折が、「半月板損傷」という怪我と手術でした。
子供心に辛かったのが、なにより情熱を持って取り組んできた目標をあきらめざるを得なくなった喪失感でした。
毎晩涙は出るし、どう立ち直ったらよいか本当に分からず、高校生ながらその答えを探すべく学校の帰り道に本屋さんをうろうろしていました。
心の本をいっぱい読み、気に入ったものは心に響くところに線を引いて持ち歩いていました。
そしてとうとう巡り合ったのが、「ヨガ」の本です。
その頃はヨガを仕事にするようになるとは思っていなかったのですが、本を頼りに自己流でヨガに取り組み始め「からだってすごいんだな」と体感を深めていきました。
それまで好きで取り組んできた運動は、頑張って追い込むことでからだの「すっきり」する感覚や、チームプレーの連帯感がありました。
一方ヨガは、決して激しく動くわけでもないのにからだが軽くなり、そしていつも「こころが穏やかになる」ことが私にはかけがえのない効果で、どんどんのめりこんでいきました。
次第に「人のからだに関わる仕事がしたい」「からだが傷つくことでこころも弱って居場所を失っている人がほっと休める場所を作りたい」という目標を見つけ、医療リハビリテーションの国家資格のうち、からだの専門家である理学療法士を目指すようになりました。
② せっかく理学療法士になれたのに、人の幸せをサポートできているのか、現場でもやもや思い悩む。
ぎりぎり( *´艸`)無事に大学を卒業し、病院やデイサービスなど医療や介護の現場で理学療法士として、お客様のからだに向き合ってきました。
しかし医療としての理学療法は、国家の補助を受ける制約から限られた時間内での施術が許されるのみで、期間も定められています。
その制約の中ではどうしても特定部位のからだの動作能力回復に重点を置くものであり、からだが回復しても「こころ」が置き去りにされてしまうもどかしさが募りました。
未熟な自分の能力の限界を認識しながらも納得いくまで学ぶ余裕も持てず、西洋医学特有の合理的過ぎる考え方だけでは、本当の意味で「人を幸せにする」サポートをしきれないのではないかと悩むようになりました。
せっかく努力して取得した国家資格、安定したやりがいのある仕事、それらを手放すのは本当に怖かったのですが、ヨガに取り組んでいるとどんどん自分の本音に嘘はつけなくなってくるものです。
一度きりの人生、もっと自分らしく人を幸せをサポートする仕事を探したいと、思い切って職を辞すことにしました。
③ からだの健康と美容をサポートする、美容矯正やさまざまな学びとの出会い。
病院勤務に行き詰った私は、次の方向性を探すべく、まずは自分のからだと向き合うことから始めました。
中学生で膝の怪我をして松葉杖をついて以来、ずっと左膝下が歪んでO脚ぎみ、いつもむくんで右足より5ミリ太かったのです。
ヨガをしているとからだもこころも「違和感」に敏感になる分、この感覚が長年解消しなかったのは気持ち悪くて辛かったです。
そのからだの違和感をなんとか解消したいと探し求め、頭蓋骨から足指まで整える「美容矯正」という分野に出会い、初めて施術を受けた後に本当に数年ぶりに違和感なく「地に足が着く感覚」に感動して勉強を始めました。
その頃の日本には、頭蓋骨をなぜ施術するのかどのように施術するのか、しっかりとした理論と技術で教えてもらえるところは、他にはなかったように記憶しています。
(例えば医療現場で理学療法士が頭蓋骨を触るなんてあり得ない!リスクだらけ!もってのほか!)
からだはすべて内部のネットワークで連携を持っており、部分ケアでも全身に効果があるが、全身から部分ケアをする方がもっと効果が高いと確信しました。
施術の練習中に手がぽかぽか温かく自分自身も心地よくなる現象に、何か適性があるに違いない、お客様も心地よくなってもらえるに違いないと思い、いつか施術ベッド1台置けるスペースでサロンを開業したいと夢見るようになりました。
④ 勢いで、先にヨガ教室を開業!
さまざまな学びを楽しみながら、ずっと自己流で続けてきたヨガを一度は習ってみたいと通い始めたヨガにはまり、とんとん拍子でインストラクターの資格を取得してヨガスタジオに勤務することになりました。
また併行して、自らも中央林間のレンタルスペースで週2回のヨガ教室を始めました。
常に自分の限界を超えるまで、情熱を注いだ日々でした。
やがてその協会からも独立し、アロマセラピーと美容矯正の技術を融合させたアロママッサージ整体とヨガを提供する、現在のごゆるりサロンになりました。
⑤ ごゆるりサロンのコンセプトは、医療と美容のあいだをつなぐ、ずっと自分らしく健康であること。
「学びたい」「もっと知りたい」と、アロマセラピーやヒーリングやさまざまな手技などを勉強するようになり、どの分野も目から鱗の貴重な学びの機会となりました。
しかし次第に、それぞれの協会や学会においての「正しさ」や「流派」や「階層」に息苦しさを感じるようになり、現在はどの協会からも独立して活動しています。
これまでの学びの基礎を大切にしながらも「正しさ」だけを追求せずに、どんな理論も手法もお客様を幸せをサポートするために活用すればよいのだと、目の前のお客様からの学びを一番大切にしています。
お客様をよく見てカルテで経過を追って、そこから自ら考え調べ実践して、施術やメニューを組み立てています。
いろいろ寄り道をしたように思いますが、、、ごゆるりサロンなりの役割があるように感じています。
お客様が骨折された時は医療リハビリの終了後に残るからだの違和感を普段のからだの使い方に回帰させていく自費リハビリとしてもご利用いただけたり、、、
もともとは美容に特化した技術を取り入れているので首肩こりのための施術でおまけの小顔効果に喜んでいただけたり、、、
今思えば、最初に西洋医学をかじり医療・介護に携わった経験が、一番の基盤になっています。
(みなさま美容面ではいろいろなお悩みや受け止め方がありますし、施術効果には必ず個人差がありますよね。たいてい美容メニューというのは高額なので、当サロンでは美容効果を前面にださずにおまけの効果として、こっそりリーズナブルに提供しています。)
怪我や病気の前後に、他人に見せる自分よりまず自分が自分を大切に受け止めるように、医療と美容のあいだをつなぐ、ごゆるりサロンです。
このままおばあちゃんになっても、私もお客様も頑張らずに何らかの形でこの仕事を続けて、一緒にお茶を飲みながら変化を味わっていけたらいいなと思っています。
「正しさ」だけでは人は幸せになれない、ごゆるりサロンのささやかな仕事を通して、来た時よりも心地よくお帰りいただけますように。